こんにちは。しょぼいサラリーマンの豆作(マメサク)です。
株式投資初心者の銘柄選びの参考に
株式投資を始めたけれども、いまいち利益がでない。利益がでる銘柄の選び方がわからない。
本やネットで調べてみても、なんだか難しい用語が多くてよくわからない。
これからしっかり株の勉強はするつもりだけれども、とり急ぎ、利益のでる簡単な銘柄の選び方を知りたい。
そんな人の少しでも参考になれればと思い、僕なりの選び方を紹介したいと思います。
一応、僕の株式投資の成績ですが、株式投資を始めて3年ちょっとで2倍になりました。
年率でいえば、約 +14.5%ですので、まずまずの成績ではないでしょうか。
ですから、それほど間違った選び方はしていないのかなって思います。
ただ、軍資金がしょぼいので額は全然大したことにはなっていないのが残念です。
この記事はこんな人を対象に書いています。
- 株式投資を最近始めた人
- 利益が出ないと悩んでいる人
- これから株の勉強をしたいけどあまり難しいことはわからない人
- そこそこ気長に株価の上昇を待てるタイプの人
- 自分の投資スタイルが確立するまでは、他の人の方法を参考にしようと思っている人
- とにかく利益のでる銘柄の探し方を知りたい人
です。
何らかの形で参考にしてもらえれば嬉しいです。
僕の投資スタイル
まず、大前提に僕の投資スタイルについてです。
僕の投資スタイルは基本的には中長期メインです。
というのも、普通にサラリーマンをしていますので短期トレードはちょっと時間的にもできそうにないというのが理由です。
性格的にも中長期が好きですし。
というわけで、僕の銘柄選びは基本的には中長期をベースに考えています。
ですから、この記事は短期トレードにおける銘柄の選び方ではありません。
銘柄の選び方
僕なりの銘柄の選び方にはある程度決まった順番【12ステップ】がありますので、順を追って説明していきます。
僕はこの順番を大切にしていますので、できれば順番通りに読んでいただけると嬉しいです。
1.業種を決める
まずは、投資したい投資先の業種を決めます。
いろんな業種がありますよね。
「輸送用機器」、「機械」、「食料品」、「医薬品」、「情報・通信」、「小売業」、「サービス業」などなど。
今、自分が興味のある業種であったり、詳しい業種や働いている業界であったり、世間的に注目されている業種であったりと、その時々の状況で選んでいます。
自分の得意な分野や興味のある分野を選ぶのがベターです。
僕は、「情報・通信」が好きです。
ちなみに、銘柄を探すときにお世話になっているツールが「Yahoo!ファイナンス」というアプリです。無料です。
あとは、「株タン」とかも見たりします。
2.市場を決める
取引する株式市場を決めます。
僕は基本的には「東証一部」でしか取引はしないように決めています。
例外的に、本当に欲しいと思った銘柄であれば「東証二部」までは射程圏内としています。
なぜ、「マザーズ」や「JASDAQ」は対象にしないのかというと、別に大した理由はないのですが、ただ単に怖いのです。
投資初心者の人は「東証一部」から探すことをおすすめします。
東証一部じゃ大企業ばかりなので、株価も安定していてそんなに大きな利益は見込めないのでは?と思うかもしれませんがそんなことはありません。
実際に僕は東証一部の銘柄で6倍を超える株価の上昇を経験しました。
ただ、売り時を見誤ってしまって2倍程度の利益になっていしまいましたが・・・。
関連記事:株式市場の種類 東証一部、二部、マザーズ、JASDAQ
3.PER でスクリーニング
株式指標である PER でスクリーニングします。
※スクリーニング:条件を絞って選別する方法のことを言います。
基準は「PER が 20 以下」をピックアップします。
一般的に PER が 20 以下は割安と言われています。
ただし、その業界の PER の平均が全体的に高い水準であれば、その平均値以下までを射程圏内としています。
または、事業内容が同じような企業の PER 値を調べて、それ以下であればオッケーとしています。
PER でスクリーニングする理由は、限られた時間で全ての銘柄を調べることはできないので、ザックリと絞り込むことがメインです。
関連記事:株式投資をするうえで最低限必要な知識【PER】【PBR】【ROE】【自己資本比率】【配当利回り】を簡単にまとめてみました
4.業績を確認
PER でスクリーニングした銘柄について、四季報などに記載されている過去の業績と将来の業績予想を確認します。
僕はこの「業績」を一番重要視しています。
そして、業績が大体綺麗に右肩上がりの銘柄をピックアップします(下図のようなもの)。
傾きが大きければ大きいほど良いです(当たり前ですが)。
逆に業績が年によって不安定なものは候補から外します(下図のようなもの)。
5.簡単にどんな事業を手掛けているのか調べる
PER でスクリーニングしたら、次に事業内容を調べそうなものですが、先に業績を確認してからこの項目を調べることにしています。
なぜかというと、先に事業内容を調査したことでその銘柄に興味を持ってしまうと、業績を甘めに解釈してしまう可能性が考えられるからです。
僕は意思が弱いため、「業績」を重要視しているにもかかわらず、事業内容を調べてしまって購入を早まってしまったなぁと思うことが何度かあります。
投資の格言に「銘柄に惚れるな」というものがあります。
冷静に調査してから惚れましょう。
ですから、この順番は大切です。
6.日足・週足・月足チャートをチェック
事業内容に共感できれば、次はチャートのチェックです。
このチャートのチェックも大切です。
というのも、いくら今までの調査内容が「良い」と思えたとしても、チャートが下降トレンド中であればちょっと購入できないですよね。
ただ、下降トレンド中かなって思っていても急にトレンドが変わる場合もありますのでここは慎重に見極めるところです。
だからと言って、トレンドの潮目なんて素人の僕にはわかりませんので、判断に困る場合は判断保留ということで次の調査に進みます。
次項の 7〜12 を全部調査したのち、「買い」と判断できたのであれば下降トレンド中かもしれませんが買っています。
いわゆる【逆張り】という買い方です。
関連記事:【逆張り】と【順張り】とは しょぼいサラリーマンは新しく投資手法を学んだ
7.ROE をチェック
株価指標ではありませんが、ROE のチェックを行います。
ROE の値が 20〜30%あれば「よしっ!!」ってなります。
ROE の値が小さいとちょっと魅力が半減してしまいますが、年々改善しているようであればオッケーかなって思っています。
むしろ、今は ROE は小さいけれど年々改善している企業は化ける銘柄の可能性が高いとも言えます。
逆に ROE の値が小さくて、しかも改善していない銘柄であれば、購入は見送ることになります。
関連記事:株式投資をするうえで最低限必要な知識【PER】【PBR】【ROE】【自己資本比率】【配当利回り】を簡単にまとめてみました
8.自己資本比率をチェック
その企業が持っている総資産に対して純資産がどの程度の割合なのかを示したものが自己資本比率です。
あまり難しいことはわかりませんが、とにかく自己資本比率が高いとその会社は倒産しにくいということです。
僕は、この自己資本比率が 60% 以上であることを目安としています。
関連記事:株式投資をするうえで最低限必要な知識【PER】【PBR】【ROE】【自己資本比率】【配当利回り】を簡単にまとめてみました
9.PBR をチェック
ここで、また株価指標の PBR をチェックします。
この項目はあまり大きく役立っていないような気もしますが、あまりにも数値が大きい場合は購入を躊躇うパラメーターになります。
PBR は1倍以下であれば割安と言えますので、1倍以下だったらラッキーくらいです。
まぁなるべく1倍に近い銘柄を買うようにしています。
ただし、人気の銘柄や成長が著しい銘柄の場合は PBR は高い値になっていますので「買い」と判断できるならば、PBR は関係なしに買います。
関連記事:株式投資をするうえで最低限必要な知識【PER】【PBR】【ROE】【自己資本比率】【配当利回り】を簡単にまとめてみました
10.大株主は誰か?
これは最近ネットの記事で書かれていたことの受け売りですが、大株主が創業者や社長、その企業の幹部などであれば良いですね。
というのも、大株主が社長達なら保有している株はその人の資産ということですよね。
ですから、いくらその会社の社長達と言っても人間ですから株価が上がればその人の資産が増えるのでとっても嬉しいはずです。
だから、株価を上げるために頑張るに決まっています。
逆に、その人達が株を売り始めたら要注意とも言えそうですね。
この大株主っていうキーワードも銘柄選びの判断基準の一つとして重視していきたいですね。
11.その企業のホームページでさらに深掘り
IR 情報を見てみたり、経営方針であったり、社長の言葉であったり、社員の話であったり、力を入れている事業内容であったりなど、できる限り調べています。
僕は、このホームページっていうのもけっこう重要だと思っています。
インターネットが当たり前の時代ですから、ホームページはお客さんからも投資家からも見られることが大前提なわけですよね。
そんな会社の自己紹介のようなホームページが安っぽかったり、見にくかったり、不親切であったりすると、たぶんこの会社はそんな会社なんだろうなって思ってしまいます。
ですから、僕としてはホームページが気に入らなければ購入を考え直す要因となっています。
12.ときどき配当利回りや株主優待をチェック
それほど重要視していませんが、配当利回りと株主優待も見たりします。
この銘柄は「買い」ってなった時に、配当金や優待があれば嬉しいですからね。
株式投資を始めて、最初にもらった優待はとても嬉しかったことを覚えています。
QUOカードで¥500 でしたけど本当に嬉しかったです。
関連記事:株式投資をするうえで最低限必要な知識【PER】【PBR】【ROE】【自己資本比率】【配当利回り】を簡単にまとめてみました
おわりに
だいたいこの流れで僕は銘柄選びをしています。
もちろん、全てを満足するような銘柄なんか滅多にないです。というか今のところ出会ったことはありません。
どれかは絶対に妥協するしかないのです。
とにかく、僕の銘柄選びの方法を一連の流れで見ていただきましたが、とても簡単な銘柄選びの方法だったのではないかなって思います。
それでも冒頭にも書きましたように、簡単ですが僕はこの選び方で利益が出ています。
最後に、このブログでは僕の投資記録なるものも投稿していますので、よかったら覗いてみて下さい。
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